久米島出張3日目です。
日課のジョギングがてら「五枝の松」に行ってきました。
「五枝の松」は私が久米島出張があるときに、必ず時間を作って立ち寄る観光名所です。
ココに来て松を眺めながらボーッとする時間がとても好きで、パワースポットなんでしょうか? なんだかパワーを貰っているような感覚になります。
場所はコチラです。
住所:沖縄県島尻郡久米島町上江洲 県立自然公園五枝の松園地
電話:098-896-7010(久米島町観光協会)
設備:トイレ、売店あり
駐車場:有り
久米島空港から15分程度の距離にあります。
空港から大きい道を1本目の信号を左折して、久米島町立久米島西中学校を過ぎて少し行ったところを左折
その後は、少し入り組んだ道を入っていった先に、小さい公園のような形で「五枝の松」広場が見えてくると思います。(小さい案内看板があるのでソレを頼りに進むと到着します。)

国指定天然記念物
「久米の五枝のマツ」
「久米の五枝のマツは、高さが6m、幹の周りが約4,3m、枝が地面を覆う面積は250㎡にも及ぶリュウキュウマツです。18世紀初頭、土帝君(農業の神)を祭ったときに、この地に植えられ現在に至っています。根が石を枕にして地面に広がり、枝が波を打つように地をはう美しさは、天下随一といわれ、琉歌にもその美しさが歌われています。」
国指定天然記念物なんですね
今までじっくり見たこと無かったので、沖縄県指定の天然記念物と勘違いしていました。

コチラはミニマツです。
ミニマツといっても、この松の木も立派です。
この日は晴れていて到着時間も午前中だったので、ぽかぽかとした陽気で気持ちよいです。

コチラが五枝のマツ正面です。
分かりますか?1本のマツが四方八方に広がってできているんですよ!凄いですよね

「久米の五枝の松 下枝ど枕 思童無蔵や 我腕まくら」
解説
この歌は久米島の象徴である名木「久米の五枝の松」を讃えた琉歌である。この松は十八世紀の初期に土帝君(農業の神)を祀った時に植えられたと伝えられている。一般にリュウキュウマツは成長するに従い上方に伸び樹高は二十メートル程に達するのが普通だが、このマツは、根元から大きく分枝し、枝はたくましく四方に伸び地面を這い緑の葉をつけている。
この様な大木で独特の枝ぶりが人々に親しまれ沖縄県の二大名松と讃えられており、県の天然記念物の指名も受けている。また日本の名松百選にも選定されている。
「久米の五枝の松は下枝を枕にしているが愛しい彼女は私の腕を枕に寝るのである」という歌意である。
この歌は琉球古典音楽の「久米はんた前節」として三味線にのせて歌われる。
リュウキュウマツは上方に伸びるのが普通らしいけど、このマツは根元から伸びてヨコにヨコに伸びているのがとても不思議な松とのことです。
たしかに自然に出てきて、こんな盆栽みたいにならないですよね普通なら

「五枝の松」下からのアングルです。
以前は遊歩道があって松の中を見学できたんですけど、今回見たら関係者以外立入禁止になっていました。
なんかイタズラとかされたのでしょうか?間近で見たかった…

「五枝の松」ヨコバージョンです。
これ1本からできてるんだよなぁ、樹齢は250年余りだそうです。
二世紀半以上かけて出来上がった自然の芸術ですね

ウフガー
この井戸はウフガー(産川)と呼ばれ、水道が普及する前までは生活用水として近隣の住民に利用されていました。ウフガーという名の由来は、昔はこの水を産湯にも使ったことからきています。井戸の上にはリュウキュウチク(琉球列島のみに分布する竹の一種)を立てかけて屋根を作り、枯れ葉などが入らないようにしてきれいな水を守っています。
この公園には「五枝の松」以外にも「ウフガー」っていう井戸があります。

コレが「ウフガー」という井戸の跡地です。
奥には今でも、水が湧いていました。
また、「五枝の松」では毎年初夏頃から久米島にしか生息していない、「クメジマホタル」を鑑賞する事ができます。
夏に観光に来た際には、昼間と夜の「五枝の松」どちらも観光するとよいでしょう。

ジョギング返りに飼育されていたヤギがいたので、写真を撮っていたらヤギに睨まれました(笑)